ロサンゼルスに戻り、今日は建築家リチャード・ノイトラが設計した「V・D・L・リサーチハウス」の見学です。こちらは有料ですが予約なしで見学できます。
鉄骨造ならではの開口にガラスの規則的な連続が美しい外観。
建物右側の大きなルーバーは自動で動くようになっていて、個室側の光や視線を遮る役目です。
建物に一旦入って大きな木のある中庭へ。向こう側に離れがありました。
裏側の建物外観。
1階はグランドピアノが置いてある部屋とミニキッチン、シャワールームがあり、メインは2階。目の前はシルバーレイクの大きな公園で、この眺めを意識した設計になっているのがよくわかります。こちらがリビングルーム。腰壁には本棚がずらりと設置され、ソファに座ると木の緑と空が見える角度に計算されています。
ダイニングテーブルはありませんでしたが、突板の壁がダイニングスペース。
こちらもチェアに座ると木の緑と空が見える角度に。
ダイニングから低めに撮ってみました。
ガラスが多用されていますが学校のように腰壁と上部ガラスという配分で、スケスケ感がないのが、意外でした。
こちらはキッチン。さほど大きくなく作業がしやすそうなキッチンも、同じく高窓に囲まれて緑と空が見えます。
二層シンク。食洗器を使うのであれば二層が断然便利です。
キッチンの角に配膳窓のような、人は通れないドアが付いていました。ユニークですね。
ここは個室の一室。ビジネスホテルのような6畳ほどの空間に、作り付けの家具。かなりコンパクトな作りでした。反対側にあるデスクの前一面に大きなミラーが貼ってあり、意外と狭くは感じませんでした。
半外の3階への階段。
3階には部屋はなく、シルバーレイクを眺めるルーフバルコニーとサンルームのみの空間。
そこにも大きなミラーが付けられていて、公園の中に家があるようにも感じられる仕掛けがされていました。
ロサンゼルス(大都会)のダウンタウンから30分程度の立地なので、横と裏側(キッチン側)には住宅が並んでいます。にもかかわらず、ほとんどその気配を感じない窓とミラーの使い方は脱帽です。
ノイトラの設計した建築は他にも多数残されています。どの建築も現代に通ずるモダンの原点があり、古さをちっとも感じさせない素敵な建物です。いやーモデルハウスでマネしたい要素がいっぱいあるある!
すっかりノイトラに魅了されつつ、その後近くのアイクラーホームの住宅地へ。
次回、外観のみざっと。
MID CENTURY HOUSE [ミッドセンチュリーハウス]
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