2016年8月31日水曜日

(8)公園計画エリアは儲かる?

ブログの前に少し、ミッドセンチュリーハウスのブログについておさらい。

ミッドセンチュリーハウスのブログは「A」と「B」があります。
「A」はまさにこのブログ。http://midcentury--house.blogspot.jp/
ミッドセンチュリーハウスのモデルハウスを兼ねた、私たちの自宅を平屋で建てるためのブログで、
現在2016年8月現在、購入した土地にはまだ古家が残っている状態で、と土地探しの回顧録から、数か月後には現場との足並みがそろう予定です。

「B」は、スタッフのブログ。http://midcentury-house.blogspot.jp/
2年前に二階建てのお家を建てたスタッフの回顧録となります。

先日、パームスプリングス(ビンテージ家具屋)にいらっしゃったお客様とブログお話をしていたところ、こんがらがっていらっしゃったので、他にもいらっしゃるかも、、とご説明となりました。
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さてさて、当時住んでいたエリアを中心に土地探しするものの、コレだ!という土地に巡り合えず時間が過ぎ、、、違う観点で探してみることになった土地探し。
違う観点というか、子供の学区を無視してエリアを広げてみたところ、、
地価が高いから、と見もしなかった名古屋市内で、土地・名古屋市内・坪数・安い順でネットで並び替えしてみたら、、

ん??名古屋の中心部から車で20分程度の名東区(市内で比較的印象が良い区)で、坪単価が異様に安い所が数件出てきました。なぜ?なにここ。ちょいと調べてみると、東山動植物園の続きのエリアに売物件が。
そんなときはすかさずグーグルマップ。ストリートビューで見てみると、、そこは山の手のエリアでした。西尾張地域を重点に土地探しをしていた私たちに、なにか思い出させるような衝撃を覚え、、直観的に私たちが探していたロケーションは、こんな感じ。ここだ!ここにしよう。と決めました。


サンフランシスコでみたミッドセンチュリーのお家はこんなロケーションだったのもリンクし、その日からテンションが急激に上昇、次の日ネットで見つけた物件を目指して意気揚々と向かいました。


その土地を見てほぼ一目ぼれ(こんな感じは初めて!)。その足で不動産屋へ向かい、うわ物にどれくらいかかるか見積りをするため買い付け申し込みをしました。

ところで、名古屋の中心部からほど近いこのエリアがなぜ安いのか。簡単な答えに気がつかず、きっと山のアップダウンとか虫が多いとかで一般的に好まれない、でも私たちにとってはその環境が大好き!
といういつものマイノリティー的なパターンで、願ったり叶ったりと思っていたのもつかの間。家を建てるべく工務店さんに見積もってもらう話をした瞬間から、その叶ったりはもろくも崩れおちました。


そう、上物以前にその上物を建てるための基礎や擁壁がそんなに高くつくものとは知らず、さらに、ここには古家がついていて解体もしなくちゃいけないし、基礎に1,500万円かかるよ。って言われた時にはその上でテント暮らしの絵が浮かびました。。

とはいえ、とてもとても気に入った土地。何度も何度も足を運び基礎をどうにか安く済ます方法がないか模索してもらっているうちに、さらに厄介な事実が浮かび上がります。それは、そのエリアが公園計画のエリアになっていることでした。


公園計画?調べてみると、昭和二十何年に名古屋市が計画した都市計画事業の一環で、今後いくつかのエリアを市民が憩える公園を増やしていく計画のことでした。


そこのエリアは平成40年頃からスタート。ただ、その時の財政で計画がストップする可能性もあり、不確定な計画ではあると。。平成40年頃から20年ほどかけて立ち退きだそうです。
立ち退いた土地はどうなるのか、市役所に聞きに行きました。
答え:傾斜でも平地としてエリアの平均坪単価で買い取ります。ということは、計画が始まれば儲かる話です。いやいや、うちは投資の話をしているわけではなくて、純粋に住みたいのに。。


そんな調査をしている最中、不動産屋からの衝撃的な一報が入ります。聞けば、持ち主が勝手に売りにだしていた物件で、いざ買い付けが入り家族に相談したところ猛反対を受けた、と。なにそれ、そんなハードル越えてから売りに出してよ。。。で、結局この話は水の泡と化したのでした。


鳥のさえずりの聞こえる、都会のオアシス的なエリア。
そこに建てるお家は、パームスプリングスで見たミッドセンチュリーの外観のお家をアレンジした、こんな感じ。初めて絵にしてもらったお家。実現したかった(涙。。。



山や森のようなロケーションがいい!この条件はこの後ゆるがない土地探しになりました。名古屋市内で一度夢を見てしまったので、その条件を満たし、通勤が車で30分以内の場所となれば、唯一、守山区。
よし、ここなら、、ここなら見つかるかも。そんな期待を持ちながら、土地探しは再々スタートを切りました。

次回は、丁度このお家の絵をかいていただいた少し前に行った、まだぼんやりとしか認識していなかったミッドセンチュリーのお家というものを、遂に知ったブログです。


MID CENTURY HOUSE [ミッドセンチュリーハウス]
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2016年8月19日金曜日

(7)海外のビンテージ家具ディーラーのお宅訪問 その2

ミッドセンチュリーな平屋のお家を建てるべく、やみくもに土地探しをしているころ、アメリカでの買い付けでは、まだまだビンテージディーラー宅に潜入しては大興奮を続けておりました。
リビングがめちゃくちゃ広いわけではないのに、この余裕感。日本となにがどう違うのか紐を解いて考えてはみるものの。なかなか答えが見つかりません。
ちなみに暖炉が付いていますが、ここはロス郊外。
冬場でも10℃を下回ることはあまりないのに、暖炉はほとんどの家に付いています。



 部屋を映すための鏡や、ダイニングの上に電源がなくても、壁から引っ張ってきちゃう感じや、



 家の中にもブロックがあったり、その自由さが余裕感なのか、とも思ってみたり。



家を見せてもらって大興奮している私たちを見て、売りに出ている家があるから見に行くか?と教えてもらい、行ったお宅がこちら。

玄関を入ると左側にキッチンがあり、
ファミレスか?ダイナーか?と思う作り付けのダイニングを見て、楽しい家だなーと。

 玄関を空けると、即リビングで、その向こう側にサンルームがあって、
 反対側にはBBQコンロ(換気扇付き)。
あーこんな家で人生を過ごしたら、どんな感覚だろうか。
とても豊かで…大きな…ゆったりとした…楽しいおうち。

こんな豊かなおうちを建てたい。と思いながら、このころ内部に圧倒されていました。
こんな素敵なお家を建てたい!と思いは強くなるばかり。ですが、肝心な土地探しが…

次回は、1年ほどかけて土地を何十件と見て回りますが、決定打に欠ける物件ばかり、、
これではダメだと違う観点で探すのを再スタートしたブログです。

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2016年8月9日火曜日

(6)土地探しスタート


日本で見たことがない、ミッドセンチュリーのお家(外観)を目の当たりにし、 こんなカッコイイお家が似合う土地探しに入りますが。。

そもそもりのリノベーションで考えてた予算のまま、新築なんて建てられるわけがない。と判ってはいたものの、まだこの頃は安い土地を探してなんとか安くお家を建てられればなぁ、、と期待をしていました。


そんな淡い期待は、結局実現することもなく、最終的には多額のローンを抱えることに腹をくくる覚悟をすることになるのですが。お金の話は追々。


アメリカで見たミッドセンチュリーのお家を描きつつ、漠然と土地を見始めます。ここで先にお家を建てたスタッフと同じく、土地の洗礼(安い土地には理由がある)を受けながら、西尾張エリアで土地を探し始めました。


愛知県の西尾張というと、だだっ広い平野部と大きな河川。という地形です。だだっ広い=アメリカみたいなイメージも重なって、市街化区域と調整区域(だいたい広ーい畑)の境目のあたりで探してみようと、入りやすそうな大手不動産屋に足を運んでみました。


で、そこで聞いた情報によると不動産は、不動産屋で情報を共有するデータベース(レインズ)に登録をするのが義務なので、何軒も不動産屋に行っても無駄ですよ、と。


へーそうなんだ。だとすると、ここで教えてもらった情報が全てなのか。と鵜呑みしました。手元で不動産情報が網羅できるって、楽勝!と思ったのもつかの間。

ネットで調べてみると教えてもらった土地以外も出てきたり。。
その周辺をウロウロしてみると、土地に「売地」の看板があったり。。


レインズに登録のない「売地」が結構あることを知りました。データーベースに登録はあくまでも建て前、ということのようで。。うさん臭さを感じつつ、これは自分たちの足で稼ぐしかない!と決意し、ウロウロすればいい土地に出会えるかも。と、やみくもに俳諧スタート。名付けてローラー作戦。グーグルマップで目星をつけて、時間を見つけてはウロウロ。そんな果てしない数か月を過ごしました。


このころから平屋と決めていた土地探し。平屋を建てるとなると建ぺい率の比率上、必然的に広めの土地が必要になります。広くて安くていいところ。。そんな好条件の土地が降ってわいてくる訳がない、と気が付くまで数か月。時間だけが無情にも過ぎてゆきます。


その頃に候補としてあがっていた、神社と公園の間の土地(グーグルマップより)。神社の植栽が西側にあり、私的には気に入っていたのですが、 ここは二人の意見が合わず見送りました。





ここは高速が左側にあるのと、土地が広すぎて
悩んでいるうちに売れてしまった土地(もう何か建っていますね)。




そんなこんなで1年ほどかけて、何十件と土地を見て回りますが、決定打に欠ける物件ばかり、、だんだんと疲れてきて、ちょっと違う観点で探すのを再スタートしてみることにしました。


土地探しがモヤモヤしているこのころも、まだまだ買い付けではディーラーのお宅訪問が続いておりました。次回はディーラーお宅訪問その2をお送りいたします!


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2016年8月1日月曜日

(5)50年代に建てられたホテルに宿泊

ビンテージ家具屋だからリノベーション。という分かりやすい構図に当てはめて進めようとした住まい探し。予算の都合で寄り道した案の中古マンションもすぐボツり、結局土地探し、、に変更したころ、、、

買い付けで訪れたパームスプリングスの50年代に建てられたホテルに泊まったのと、借りた自転車で町を2時間ほど駆け足でうろうろした建物紹介を致します。


こちらパームスプリングスにある「オービットイン」というホテル。50年代当時の趣を残したリノベーションがされたホテルです。部屋数10ほどの小じんまりしたホテルですが、そのひと部屋一部屋に特徴があり、違う部屋に泊まりに行きたくなる宿です。


↓泊ったお部屋はこちら。
気分が上がります。イームズDCMのダイニングルーム。
バスルームは当時のままですね。パステルピンクのタイルが50年代の特徴です。
ホテルには共有のプールがあり、宿泊客はプールや併設のバーカウンターやお部屋でゆったりと休暇を過ごしていました。
対して私たちは買い付けの合間を縫っておりましたので、空き時間は午前中のみ。前日22時ごろチェックインし、ホテルを堪能する間もプールにも入れず(不満)、、、レンタルサイクルで町をうろうろすることにしました。



でも!そこで目にした見たことのない外観のお家。


これがミッドセンチュリーハウスへ向かう第一歩だったと思います。後に足を踏み入れることになる、ホテルから見えた山肌に建つフレイハウスⅡも見えています。


デジカメ片手に自転車でうろうろ。
 屋根を突き抜ける石壁がかっこよくて気になった。
基本的に平屋がほとんどで、

平らな屋根のせいか背が低く、それも斬新に見えます。

 あー中も見てみたい。

 どこにでも自生している先がトキトキ(名古屋弁?)の多肉植物(リュウゼツラン)もカッコイイ。




日本で見たことがない、こんなお家(外観)を目の当たりにし、アメリカのミッドセンチュリーの凄さを再認識。どんどん住宅に興味が沸き始めます。
日本ではこんなカッコイイお家が似合う土地探しに入りますが。。



次回は、土地探しのど素人(ほとんどの人がそうだと思いますが)が
一喜一憂を繰り返すブログです。








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